「整理」食い違う議論を前に進める

こんにちは!


2020年8月 灼熱の日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?


私、暑いことを理由に夜通しプリズンブレイクを(今更)観て、お昼は昼寝して、夜は呑んで、またプリズンブレイクを観る。そんな最高の夏を過ごしております。


お陰様で勝手にシリーズ化しております

オンラインファシリテーターになろう!VOL.3 ~「整理」食い違う議論を前に進めるファシリテーション  を開催しました。

10名の方(満員!)に参加いただき、心から御礼申し上げます。


今回の内容は、「整理」ということで

会議で出た意見を収束合意形成してゆくためのプロセスとして、非常に大切なスキルとなります。


「整理」上手は、ファシリテーション上手!ということで


【アジェンダ】

・チェックイン

・意見を整理スキル「抽象と具体」

・抽象化スキルゲーム

・ワーク⑴ 対立する2人の話し合いを書き取ろう

・ワーク⑵ それぞれの意見を整理しよう

・会社の会議で使うには?

・チェックアウト


こんな内容でお伝えして参ります!



■意見を整理するスキル「抽象と具体」


意見を整理するスキルである「抽象と具体」をご紹介します。


例えば


議論が、具体的すぎて目的や論点を見失っている場合、

抽象化することで目的や方向性を一致させることができます。


議論が、抽象的になりすぎている場合、具体化することで、どこが一致していないのか、何が問題なのかを把握することができます。


「抽象と具体」のスキルを使う事で、話の全体と部分を捉えながら、議論を整理することができるわけです。


もっと言うと、「抽象と具体」を活用することで、合意できている点と対立している点を捉えることができるわけです。


では、「抽象と具体」をゲームで練習してみましょう!



■抽象化スキルゲーム


抽象化スキルゲームとは、全く異なる2つのものについて、共通項を見つけるゲームです。このゲームをすることで、異なる意見の共通項(一致している部分)を見出す練習となります。


実際に取り組んでいただいたお題はこちら。

ゲームのコツは、お題を要素に分解することです。


是非一緒に考えてみてください。

因みに、私は見本ということで最初に発表しました。全体の雰囲気が「うーーーーーん(消化不良)」となりました。


ショックでした。今も傷は癒えてません。



一方、参加いただいた方のアイデアは凄かったです。


ご紹介すると


お題① 電気はお金で買えるものだけでなく、自家発電できますよね。

   なので、自分で作れる!


お題② 宅急便って最近家に届けてもらうことが多くなったよね。

   なので、STAY HOMEで増えた!


8888888(パチパチパチパチ )

凄い。本当凄い。ねづっちみたい。 そして、悔しい。


ゲームで盛り上がった後は、ワークに突入です。



■ワーク⑴ 対立する2人の話し合いを書き取ろう


2人は、来週開催する会議の事前アナウンスについて、意見が対立しているようです。実際の2人の話を聞いて、メモをとってください。


というワークをやりました。


メモを取っていただいた後は、

ワーク⑵で2人の意見を整理し、対立点と共通点を考えるというワークにつながっていきます。


2人の話を動画で掲載しますので、是非チャレンジしてみてください。



■ワーク⑵ それぞれの意見を整理しよう


動画、ご覧になりました?

私、話をしている内にどんどん引き込まれて、最後は本気で主張してました。ちょっとした役者魂です。特に、3分58秒過ぎの私の演技、自画自賛。


それはそれとして・・


お互い相容れない感じでしたよね。

これから決めるのに時間かかりそう・・・そんな雰囲気でした。


ワーク⑵では、それぞれの意見をJamboard(付箋のアプリ)を使って、次のように進めました。


① それぞれの意見を「現状(事実)」「ありたい姿」「主張」に分ける

② 分けた内容を要約する

③ 二人の考えが、一致している部分と、違う部分を出す


進める上でのポイントは以下です。


・主観とならないよう意識する(客観的に。漏れないように。変えないように。)

・頻出=共通しているところ、大切にしていること

・対立しているところが、論点(実は違う論点で対立していることがある)


言うのは簡単ですが、結構難しいですよね。


実際のワークの結果はこちら

抜粋して解説しますと、


【現状(事実)】

井上:会議で持ち帰りが多く、結論が出ない(黄色付箋)

ニシイ:実行に移せていない(緑色付箋)


【ありたい姿】

井上:結論を出して早く行動したい(黄色付箋)

ニシイ:納得して行動する結論を出したい(緑色付箋)


【主張】

井上:会議で結論を出すこと(黄色付箋)

ニシイ:自主的に行動するようにしたい(緑色付箋)


【意見が違う部分(対立部分)】

・効率化重視なのか、プロセス重視なのか(オレンジ付箋)


短時間でよくここまでまとめていただきました。


2人は、「行動に移したい」というところは一致しており、

早く行動するのか、主体的に行動するのかというところで対立していたわけです。


ここまで整理できたとしたら、2人の話合う内容は変わりますよね。

「早く主体的に行動に移すためには、次の会議でどうする?」という1歩進んだ議論ができるはず。


「とにかく早く」VS「納得する話し合い」で時間を費やす必要もなくなるわけです。


ちなみに、ファシリテーター ひろみんが整理したものはこちらです。→


いろんな整理の仕方があると思うので、是非チャレンジしてみてください。






■会社の会議で使うには?

これまでお伝えしてきた内容を実際の会議に照らし合わせた時、紺色太字部分となります。


合理的に漏れなく整理、共通と対立=論点を見つける


主観ではなく客観的に

出た意見は、漏れなく


そして、論点を見つけることができたら、きっと、その議論は前進することでしょう。



■チェックアウト


今回もあっという間に2時間が経過しました。

チェックアウト時にいただいたご感想を紹介します。


・高校の授業で使いたいと思いました。

・対立した時、見える化した方が嫌な気持ちにならない

・書き出すことで客観的になれることを体感した

・対立点だけでなく共通点を探すことが大事だと思った


嬉しいご感想、本当に有難うございます。

一生懸命ワークを設計した甲斐がございました。


最後に記念写真をパチリ

本日の内容が少しでも皆さんのお仕事のお役に立てればと願っております!