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「本音を引き出す」ファシリテーション

みなさん、こんにちは。

つなぐみでございます。


秋が深まりつつある中、いかがお過ごしでしょうか?

私は娘の強い勧めで、鬼滅の刃の映画「無限列車編」をレイトショーで観ました。

翌日、コミックを大人買いして秋の夜長を楽しんでおります。(もう一回映画観たい・・)


さて、お陰様でオンライファシリテーターになろう!も第5弾。

今回は、スッキリ感を目指して 「本音を引き出す」ファシリテーション

ということで、9名の方々にご参加いただきました。

お忙しい中、ご参加いただき、改めて御礼申し上げます。


「本音を引き出す」ということで、

今回テーマにしたのは「心理的安全性」と「問いかけ」


組織の中で働いていると、 「心理的安全性」が保たれている会議は少ないですし、

参加者が答えやすいように「問いかけ」を考えてくれてる事もあんまり無いですよね。


「心理的安全性」が保たれていて、参加者が答えやすい「問いかけ」があれば、その会議はクリエイティブで活気のあるものになることは確かです。


今回は、以下内容で「心理的安全性」と「問いかけ」を紹介して参ります。


【アジェンダ】

・自己紹介(チェックイン)

・ファシリテーション、心理的安全性についてご説明

・ワーク1:トーキングサークル

・ワーク2:問いのレッスン、アイデア出しワーク

・チェックアウト



■心理的安全性について


心理的安全性と聞いて、まず思い出したこと。

会社の中、お偉いさんが集まってる会議の中、自分が喋る時間が来るまでの不安な時間。


「端的に、そして的確に話をしないと怒られる」

「説明が甘いと、追及される」


あーーーー、もっと準備しとけばよかった・・・。


こんな感じじゃないですか?


上の例はちょっと極端かもしれませんが、

心理的安全性からはほど遠い会議が毎日繰り広げられてました。

では、改めて、心理的安全性とは何でしょうか?


それは、

「対人関係において、リスクのある行動、例えば反論したり、疑問を投げかけたり、自分の弱みをさらけ出したりしても、不安を感じない状態・関係であること」です。


弱キャラの私流に言い換えると、

「無知と思われたくない」「無能と思われたくない」

「邪魔だと思われたくない」「否定的と思われたくない」

何てことを一切考えなくていいよ! 思う事、言ってもいいんだよ!


という状態です。


心理的安全性を作る4つの因子はこれ⇒「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新奇歓迎」

ただ、心理的安全性が保たれた状態では、ほんわかあったかーい世界というものではなく、


そこには「鋭い反論」や「遠慮なく弱点をつかれる」などを含みながら、乗り越えながら、目標に邁進していく・・という意味合いも含まれます。


そんな心理的安全性が保たれる場で大切なことは、

相手の話を聴くこと。相手のことを知ることです

相手の話を聴くこととは、どういうことなのか?をワークで体験いただきました。



■ワーク1 トーキングサークル


トーキングサークルは、心理的安全性がとても保たれた場です。

因みに私、トーキングサークルがとても好きです。(理由は後述)


<トーキングサークルのルール>

・(対面なら)サークルになる

・順番に一人ずつ話す

・話す順番が来た時だけ話す

・上手く話さなくてもいい

・喋ることを予め考えなくてよい(何ならパスしてもいい)

・感じていることを感じてるままに話す

・人の話を評価・判断・否定しない

・ただ聴く、そのままを聴く


実際のワークでは、1グループ5人くらいでやりました。

みなさんのプライベートにも関わるお話が出ましたので、

私がお話しした内容をご紹介します。


トーキングサークルは、私がいつも悩むことを考えなくて良いので、本当好きです。


<好きな理由>

・人から評価・判断されないので、まとめなくていいし、上手に言わなくてよい

・みんな、自分の話をめっちゃ聴いてくれるから嬉しい

・人の話を聴いて、自分の経験を思い出し、自分を振り返り、新しい考えが生まれる


是非、会社の営業チーム、プロジェクトチーム、スタッフミーティング等で、

順番に1人ずつ話をしてみてください。


いつもと違う雰囲気になって、新しい発見があると思います。



■ワーク2 問いのレッスン ・アイデア出し


2つ目のワークは、「問いかけ」によって、

人は観点が変わり、生まれるアイデアも変わる。ということを体験していただきました。


実際のワークの手順をJamboardの画面と共に紹介します。


【話合ったテーマ】

「カフェ」とあり得ないものを組み合わせて、新しいサービスを考えてください

<手順>

⑴ 言葉カードから一番ありえないカードを直感で1つ選択してください 

※グループ1のみなさんは「金物工場」を選択


⑵「カフェ」と「金物工場」をそれぞれ要素に分解する

※ピンクと黄色の付箋

⑶ 分解した要素を「掛け算」して、面白いサービスを考える ※オレンジの付箋


⑷「こんなカフェは嫌だ(逆説的な問い)」について意見を出す ※水色付箋

⑸ 逆説から、大切にしたいことを考える ※緑色付箋

⑹大切にしたいことを話した後、新しいサービス(オレンジ付箋)の中から1つ選ぶ


解説しますと、以下となります。


◆「カフェ」と「金物工場」、あり得ないものを掛け合わせる

 ⇒あり得ないだろ!と感じたものを排除するのではなく、

  一旦受け入れてみることで、新しいアイデアの機会が生まれます。


◆「カフェ」と「金物工場」を要素に分け、掛け算しみる

 ⇒ 「カフェ」と「金物工場」をそのまま掛け合わせようとするよりも、

  要素に分けた方がアイデアも生まれやすくなります。


◆こんなカフェは嫌だ!(逆説的な問いかけ)

 ⇒逆説的な問いかけを投げかけられると、アイデアが生まれやすくなります。

  視点を切り替える事で、今まで出てこなかったアイデアが生まれます。


◆大切にしたいこと

 ⇒逆説的な問いかけから出てくるアイデアは、

  実は自分が大切にしたい事と連動していることがあります。

  大切にしたいことが見えてくると、アイデアを絞るフェーズがとても早く進みます。


今回のみなさまのワークでは、カフェで大切にしたいことは「快適空間」(緑色付箋)

となりました。


だとすると、選ぶサービスは・・・と続くのですが、

今回は残念ながら時間切れとなってしまいました。


ただ、大切にしたい事がわかったので、ここからは話が早く進みそうですね。


繰り返しになりますが、このワークで体験いただいたことは、

視点の切り替えで出てくるアイデアも変わるということ


敢えて逆説的な問い「こんなカフェは嫌だ」を聞くことによって、要素に分解するだけでは思いつかなかった「自分達が大切にしたいこと」に気づいた。というわけです。


☺ ☺ ☺ ☺ ☺ ☺ ☺ ☺ ☺ ☺


さて、今回のオンラインファシリテーターになろう!は、いかがでしたでしょうか?

参加者の方々から頂きましたご感想を紹介します。


★要素を分解してから掛け算して考えること、新鮮だった。

 あと、「こんなカフェは嫌だ」から自分が大切にしているものがわかった。


★トーキングサークルが面白いと思った。まだまだ人の話を聴けてないなと感じた。

 クライアント様のところでもやってみたいと思う。


時間がおしてしまい、記念撮影が出来なかったので、

勝手にパシャリと掲載。


みなさん、本当に有難うございました。


今日の内容が、1つでも皆さんの活動のお役に立てる事を願っております。


そして、最後までブログを読んでいただき、誠に有難うございました。


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info@tsunagumi.com


それでは皆様、

次回はVOL.6 ~ 論点を見つけるファシリテーション、要約する力を高めるには?

でお会いしましょう!


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