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執筆者の写真井上善登

まなマルシェきっかけ で「ジェンダー平等」を考えた

第6波の感染拡大がとまりませんね。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?


私はNHKの「あまちゃん」を今更ながら最後まで見ました。

「潮騒のメモリー」をカラオケスナックで早く歌える日を夢見つつ、過ごしております。


港区の生涯学習事業「まなマルシェ」では、自分達の街の社会問題を学び、自分達が学んだことをワークショップで広げる活動をしています。


2021年度の後期は、

SDGsの「ジェンダー平等」「海の豊かさ」をテーマに進めて参りました。


どちらのテーマも色々と考えるきっかけになりました。

このブログでは、 「ジェンダー平等」について、私の目線で感じたことを紹介します。


【前置き】

「ジェンダー平等」に関わることについて話をする時、慎重になってしまう。

そんなことないですか?


「ジェンダー平等」については、人それぞれの価値観がありますよね。

価値観の相違から、強い反応を受ける事もあり、言葉選びを慎重にしてしまいます。


そして、相手の価値観に触れないように、なるべく聞き役に徹することが多いかな。。

と思います。(本当はこのスタンス、良くないのでしょうね)


【1】「ジェンダー平等」を考えたきっかけ

まなマルシェの初回キックオフイベントでは、ゲストスピーカーをお招きし、15分ほどお話をいただいています。


「ジェンダー平等」については

吉井さんよりお話いただきました。

そして、吉井さんの実体験のお話が刺激的で、考えるきっかけじっくりになりました。



【2】吉井さんのお話で心に残ったこと、私が考えたこと

吉井さんのお話は、ご本人が当事者として悩んだり気づいたりしたことのお話でした。

特に心に残ったことと私が考えたことを2つ紹介します。


私の感じたこと①

私も会社員を20年してきた中で、何度か目の当たりにした光景でした。


・出産後、保育園の送り迎えのために、時短で働かれている姿

・子どもが熱が出てしまい、急遽病院に連れていくために休む姿


『子どもは、ママが見てあげた方が良い』


職場ではそんな考え方が当たり前にあって、

自分も疑問を感じることなく、過ごしていた気がします。


自身を振り返ってみると、子どもが小さい(0~6歳)時、

「俺、手伝える範囲でやるから!」と嫁さんに言ってました。


何故、そんな言い方になってしまうのか


根本的に「子どもの面倒は母親の方がいい」と思っているから だと思います。


何故、そんな風に思うのか


「自分の育った環境がそうだったから」だと思います。


・幼少期は母親と一緒(父親はほとんど平日に会う事はない)

・病気の時は、母親が一緒にいてくれた

・母親にあたたかみを感じ、愛情を感じ、幸せ感を感じていた


自分の育った環境  ⇒ 正しい  ⇒ そうあるべきだ!


と思ってしまうのでしょうね。

これが「よかれの押し付け」となっていく。。


今なら、(嫁さんに)どのように伝えるか?

・君がやること、私がやること、話をしてみようか

・私が得意なのは、子どもの遊び相手になること、掃除、洗濯だけど、どうかな


なんか、煮え切らない感じですが

価値観の異なる二人が、「話をして決めよう」というスタンスが大事な気がしました。



男性PTA会長からヒアリングした内容はこちらです。

※男性PTA会長がこれまで聞いたことのある意見として回答いただいてます。↓


私の感じたこと②

吉井さんの突っ込み(青字部分)に強く共感しますし、色々感じますよね。


一番、私が反応した回答は

「地域との付き合い(飲み会)に参加できない。夫に子どもを任せられない」です。


勝手な想像

①晩御飯の準備、片付け、子どもが寝るまでの支度は、夫がわからないので、夫に頼めない

②夫は土日を含め、仕事やゴルフなどで予定を立てられないから、飲み会には行けない


勝手な想像に対する勝手なつっこみ

①「晩御飯の準備、片付け、寝るまでの支度がわからない」→普段やらなさすぎ

②「仕事やゴルフなどで予定を立てられないから」→これは思い当たる節がある


吉井さんが、<見えてきた本音>の中で

「男性優位の旧来型の社会に飛び込んで奮闘するエネルギーは効率が悪い」と

表現されていますが、確かにな と共感しました。


「なぜ女性PTA会長が少ないのか?」を見て思ったことは

『そりゃ、日本の「ジェンダー平等」の取り組みが遅れてるわけだな、、』です。


【3】最後に

今回のまなマルシェの「ジェンダー平等」について、

改めて自分の考えを整理する良いきっかけとなりました。

吉井さんが最後の締めくくりで仰ってました。

未来に向けての素敵なメッセージだな、と思いました。


私も過去の経験にとらわれず

何事も「こうありたい」を据えて話をすることで、

自分やまわりの幸せ度が上がっていく気がしました。


ブログを最後まで読んでいただき、有難うございました!

ご感想やリクエストなどございましたら、お気軽にお声がけください。


つなぐみ合同会社 井上 善登

yoshito.inoue@tsunagumi.com

※つなぐみ合同会社は港区から

みなと学びの循環事業「まなマルシェ」を委託されている運営事業者となります。


参考情報

まなマルシェ 1問1答


Q1 まなマルシェの活動の流れは??

①キックオフイベントでインスピレーショントークを聞く ※吉井さんのお話

②チームに分かれて、自分達の関心事のテーマを設定する

③テーマを掘り下げ、ワークショップを企画する

④ワークショップ開催後、自分達の活動を振り返る









Q2 どんな人たちが参加しているの?

大学生が約半分、一般公募の社会人の方、高齢者の方など

さまざまな方が参加されています。人数は約20名です。














Q3 参加者の感想を知りたい!

・ジェンダー平等や海の豊かさについて考えるきっかけになった。

・幅広い世代の方の意見を共有できる貴重な経験だった

・自分の行動も変わり、全体を通して実のある話し合いだった

・話し合いや企画の過程、ワークショップの開催で大切なポイントを学ぶことができた


Q4 次回はいつからですか?

2022年度は6月から新たに「質の高い教育をみんなに」をテーマに予定しております。

港区のホームページが案内される予定です。



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